アトロピン硫酸塩水和物を用いた、日本で初めての近視の進行抑制を目的とした点眼剤となります。
日本において、5歳~15歳の近視患者を対象とした第Ⅱ/Ⅲ相プラセボ対照二重遮蔽比較試験を実施した結果、アトロピン点眼液0.025%の投与24ヵ月後における調節麻痺下他覚的等価球面度数の投与前からの変化量について、本剤はプラセボ群に対し、優越性が検証されています。
子供の近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻すことができません。
その為に眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するために重要となります。
低濃度アトロピン(マイオピン)には、眼軸長を伸展させる働きに関連するムスカリン受容体をブロックする効能があると言われております。
1%アトロピンは1960年ごろから海外では近視治療用に使用されていましたが、いくつかの副作用がありました。
そのため、これまでの副作用を抑えかつ効果があるものということでシンガポール国立眼科センター(SNEC)で研究が行われました。アトロピン0.01%の効能・効果及び安全性の研究(点眼を2年間継続した後によるもの)では以下のように報告されています。
当院では、より効果の高いアトロピン0.025%採用をしております。
1. アレルギー性結膜炎及び皮膚炎の報告はありませんでした。
2. 眼圧(IOP:Intraocular eye pressure)に影響を与えないとの報告でした。
3. 白内障を形成するとの報告はありませんでした。
4. 点眼終了後も目の遠近調節機能の低下、また瞳孔がひらき続けてしまうという報告はありませんでした。
5. 電気生理学上、網膜機能に影響を与えるという報告はありませんでした。
・羞明(まぶしく感じる)、霧視(かすんで見える)
・近視の進行を平均60%軽減させると言われています。
・毎日就寝前に1滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法です。
・目薬は両眼用で1回使い切りです。
・点眼による副作用が起こった場合、副作用に係る治療費につきましても
公的医療保険は適用されず、自費の診療となります。
健康保険や医療費助成制度は適応されません。自費診療となります。低濃度アトロピン0.025%処方と同日に保険診療を行うことはできません。(保険診療の例:アレルギー性結膜炎の治療、眼鏡処方など)2年間は治療を継続することが推奨されています。
土曜日の朝8時30分~45分で予約をお取りします。 同日に一般の診療を受けることはできません。
必ず予約を取ってから来院ください。
| 点眼価格 | リジュセアミニ点眼 30日分 4,400円(税込) |
|---|---|
| 初回 | 検査 診察 点眼30日分処方 |
| 2回目以降 | 検査 診察 点眼処方 数か月分処方(院内在庫次第で制限あり) |
※初回は点眼による副作用の確認にため1か月分とさせていただきます。
副作用による点眼中止に至っても、返品・返金はいたしませんので、予めご了承ください。
※現在費用及び輸送費等に高騰により価格を予告な改定する場合がございます。
A:7~8時間まぶしさとぼやけを感じることがありますが、必ず就寝前に点眼してください。
A:オルソレンズとの併用も可能です。点眼をさしてから、5分以上時間をあけてオルソレンズを装用して下さい。
A:レーシックの術後の戻りや、オルソケラトロジーの中断後のような戻りのイメージであれば、そういったものはないです。最近の研究では、2年以上点眼しなくても効果は維持できていますが、中断後再開したデータも出てきています。
A:残念ながら効果がでづらいと考えられる場合もありますが、そもそも低濃度アトロピン点眼は基本的に進行を抑制するものなので、治療していれば全く近視が進まないというものではないです。人間は誰でも赤ちゃんの頃は遠視で、近視の方向に育つものなのです。
A:基本的には近視を進まさないようにする治療であり、視力を回復する治療ではありません。しかし、中には点眼開始後1~2か月で視力が回復する方もおられます。そういった方は調節緊張の要素があったものと思われます。回復した視力がずっと続くかは何とも言えません。近視の進行を防止し、視力が悪くならないようにするための治療とご理解ください。
A:現在のところ報告されておりません。
A:人にもよりますが2年以上の継続をお勧めします。近視は以前20代前半でほぼ進行は止まると思われていましたが、今は環境への感受性は30代まである(つまりそれまで近視が進む可能性はある)ともいわれています。シンガポールの臨床研究データがあるのが12歳開始で14歳まで続けた場合の効果ですが、中学生でも高校生でも使えます。
A:はい、可能です。現在までになされている報告は開始時6~12歳を対象にしたものですので、臨床的なデータがありません。しかし、12歳を超えても近視は進行しますし、低濃度アトロピン点眼は近視の進行を抑える可能性があります。しかし、点眼後8時間程度は瞳孔に影響がありますので高学年になり点眼してから朝起きるまでが短くなると、朝のうち近くが見づらい・まぶしいといった症状を感じることもあります。
A:はい、可能です。コンタクトレンズは外した後に点眼して下さい。